あいさつ
フードバンクそお 会長 安楽 稔
フードバンクそおは、障害をもつ方々への支援を目的とする障害者協議会の会員が運営しております。協議会の会員は、障害を持つ当事者や家族、賛同者です。
障害を持ち、困窮する方への支援に苦慮してきた経験や、当事者・家族としての経験から、誰もが過ごしやすい社会づくりに寄与したいと願い、生活困窮者や子ども食堂などを応援するフードバンク活動に取り組んでおります。
フードバンク活動は、食品ロスを減らそうとする企業や家庭から提供される食品などを受入れ、必要とする方々に提供します。フードバンクへの食品の入口では、受入食材等の充実、寄付者の広がりが大切であり、同時に出口として食品提供先の充実が重要であると感じております。
地元企業の皆様や、全国の企業様等からの食材提供、加盟する全国フードバンク推進協議会からの提供支援など、受入れ活動は広がり始めております。
食品提供先では、障害者等を含む生活困窮者を支援する「生活相談支援センター」や、子ども食堂、母子寡婦福祉団体などとも連携しております。広域で活動する「障がい者等基幹相談支援センター」と連携したり、生活圏や県境を越えて食料を支援したりする事もあります。
更に医療・介護・福祉等、現場のワーカー等との交流は、提供先の拡大に重要です。近年はコロナ禍による緊急支援もあり、DVや引きこもりの方への支援、自殺予防など、継続的に食品支援等を行うことが必要な状況も出てきました。
私たちは、より多くの方々にフードバンク活動が周知・理解され、たくさんの方が関わる状況を構築していく事で,お互いを支えあう福祉の心が育まれることを願っております。幸せを感じる地域づくりができるよう、若い世代や女性団体等も含め、連携・継続して活動を拡大していきたいと考えております。
今後とも、皆様方のご理解、ご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。